今あるモノの見方をちょっと変えて、新しいわたし資産を見つけよう
2023年07月04日
TOPICS
- 今あるモノの見方を変えれば、お金を使わずに「わたし資産」を無理なく増やすことができる
- ロウソクや時計も?既存のモノやサービスに違う価値を付与すると、新しいわたし資産が生まれる
- スケジュール帳から車、過去に取得した資格まで。今あるわたし資産の意義を見直してみよう
お金や家などの有形資産だけではなく、思い出や経験、知識といった無形資産も、個人の生活を豊かに彩る「わたし資産」。UI銀行では、こうした独自のわたし資産を積み上げることこそ、人生の充足感を高めるものだと考え、さまざまな発信をしています。
今回のテーマは、わたし資産を無理なく増やす方法について。商品の購入や各種サービスの利用など、お金を使って経験や知識を積み上げる方法には限界がありますよね。そこで今回は、すでに持っているモノやサービスの意義を見つめ直し、お金を使わずにわたし資産を増やす考え方をご紹介します。
※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、知識、人とのつながりといった無形資産も含んだ、私たち一人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。
ビジネスの世界で注目される「意味のイノベーション」を活用して、わたし資産を増やそう
わたし資産を増やすために取り入れたい考え方のひとつが、ビジネスの世界で注目されている「意味のイノベーション」です。
意味のイノベーションとは、イタリアのロベルト・ベルガンティ教授が提唱している経営戦略のひとつ。端的に言えば、製品やパッケージはそのままで、そこに新しい意味をそえ、モノの価値を再定義することによってイノベーション(革新)を起こすというもの。元々はモノを売るために生まれた考え方ですが、過剰にモノがあふれる今、個人の暮らしにも十分応用できる考え方ではないでしょうか。
知識や経験、スキルといったわたし資産を増やすとき、本を買う・旅行に行くといった消費行動をとる人は少なくないでしょう。しかし、これらの消費行動にはどうしてもお金が必要です。知識や体験は蓄積されても、肝心のお金という有形資産が貯まりにくくなる可能性があります。長い人生を楽しむためには、無形資産も有形資産も欠かせません。そこで今あるモノの活用方法を見直すことができれば、無形・有形問わずさまざまなわたし資産を増やしていけるのではないでしょうか。
既存のモノ・サービスに新しい価値を見出した事例
ここでは、既存のモノやサービスに新しい価値が見出された、具体的な事例を紹介します。
1.モノの事例:ロウソク
かつて電球がない時代、ロウソクの役割は「暗い場所や夜間で生活するための照明器具」でした。また、古代から中世にかけては、時間を測る時計として使われたこともあります。ところが、電球や時計といった便利な道具が登場した現代では、ロウソクの役割は大きく変わっています。
現代では、ロウソクは空間の雰囲気を演出するための道具として使われることが多くなりました。あるときには、供養や追悼など宗教儀式のために。またあるときには、アロマキャンドルでリラックスするために。生活に必須な照明器具というより、さまざまなシーンを演出するアイテムになっています。
2.モノの事例:時計
時計も、発明期から現代にかけて役割が大きく変化したモノのひとつです。
発明された当初は、振り子やぜんまいによって「より正確な時刻を示すこと」が時計の主な役割でした。そこから技術が進歩して時刻を示す精度が向上していくと、人々は時計にファッションアイテムとしての付加価値を与えるようになりました。今では腕時計はおしゃれの一部やステータスシンボルとして用いられることが増えています。
3.サービスの事例:シェアリングサービス
インターネットの普及とあわせて発展したシェアリングサービスも、既存のモノやサービスの意義、活用方法を大きく変えたサービスです。わかりやすい例が、民泊に代表される個人住宅のシェアリングサービス。これは「旅行と言えばホテルや旅館に泊まるもので、住宅は個人が日常生活を送るための場所」という既存の概念を変化させました。個人住宅をシェアすることで、住宅の使い方を見直し、同時に新しい宿泊体験を生み出すことに成功したのです。
今ある資産を再定義!UI未来Base編集部が考えてみたわたし資産の再定義
すでに持っているモノの活用方法を見直すと、そこから新しい価値が生まれ、わたし資産を増やすことに繋がります。
「価値を変える」というと難しく聞こえますが、あくまであなた自身にとっての価値を変えるということ。既成概念を打ち破るような大発見をする必要はなく、あなたが「これはこう使うモノ」と思っている価値観を見直してみるだけで良いのです。あなたの価値観をあなた自身が見つめ直すことで、すでに持っているわたし資産をまったく違う形で有効活用できるかもしれません。
UI未来Base編集部でも、身近なモノの価値を見直すアイデアを考えてみました。ぜひ、参考にしてみてください。
身近なモノ=わたし資産を再定義するアイデア集
1.車
これまでの意味づけ:移動手段
新しい意味づけ:宿泊できる場所、収入源のひとつ
車を移動兼宿泊の手段として活用すれば、キャンプ道具を購入することなくアウトドアを楽しめます。移動と宿泊の場所を一緒にすることで効率良く移動でき、旅行や外出のバリエーションが増えるでしょう。また、最近では車を他の人に貸し出すことで収入を得られるシェアリングサービスもあります。車を使わない時間は他の人にシェアしてプチ収入を得れば、金融資産も増やせるのではないでしょうか。
2.昔取得した資格、幼少期の習いごと
これまでの意味づけ:キャリア・収入アップ、将来の進学や就職に役立てるためのもの
新しい意味づけ:老後の生活を楽しむためのもの、コミュニケーションの手段
資格や習いごとには経済的なリターンを求めがちです。しかし、せっかく持っている資格や習いごと経験があるのなら、生涯にわたり楽しめる趣味として老後の暮らしをより豊かにするために活用してみてはいかがでしょうか。関連するコミュニティに入ることで、新しい出会いや老後の楽しみが広がるかもしれません。
3.職場での昼休み
これまでの意味づけ:昼食を食べて身体や脳を休めた後、スマホでメールチェックや情報を収集する時間
新しい意味づけ:歩きながら音声で情報収集し、気分転換しながら脳を活性化させる時間
昼休みは昼食を食べて休憩する時間ですが、実際にはスマホを見ながらゆっくりと食べている、という人もいるでしょう。休憩中になんとなくスマホを見ることも、方法を少し変えるだけで昼休みの活用方法が大きく変わります。たとえば、昼休憩にスマホで見ていたネットニュースを、音声ニュースに変えてみる。スマホにイヤホンを繋いで音声で聞けば、歩きながら情報収集ができます。歩くことは健康維持や気分転換になり、音声を聞くことは脳の刺激にもなります。しっかり休憩をとることも大事ですが、週に数回取り入れてみてはいかがでしょうか。
4.駅から家までの長い距離
これまでの意味づけ:身体に負担をかけるもの
新しい意味づけ:健康を維持でき、家賃も安くできるもの
駅から自宅までの距離が遠いと、毎日の出勤が苦痛で負担に思う人は少なくありません。時間をより効率的に使うためにと、引っ越しの際は駅近くの物件を探す人も多いのではないでしょうか。しかし、この長い距離があるから健康を維持でき、家賃を安くできるのだと考えることもできます。毎日15分~30分歩くことは立派な運動。運動を無理なく習慣化できるため、健康的な身体を維持できます。また、距離があるほど駅近の物件よりも家賃を抑えられるでしょう。毎日の通勤が日々の健康と貯蓄になると思えば、駅までの長い距離をもっと楽しめるかもしれませんね。
5.スケジュール帳
これまでの意味づけ:先の予定を書いて整理するもの
新しい意味づけ:楽しみを計画するもの、ライフログを記録するもの
スケジュール帳に決まった予定を書いて整理することも大切ですが、あえて「決まっていない旅行の計画」を書いてみると楽しみが増えるかもしれません。また、日々の行動記録を残して自身の行動を振り返るツールにするなど、使い方はさまざまです。予定だけでなく、日々思ったことや将来の希望を書きとめておくと、自分が何を大切にしているのか、新しいわたし資産に気付くきっかけにもなるかもしれません。
まとめ
人生100年時代を豊かに、楽しく生き抜くためにも、自分自身が満たされるわたし資産を少しずつ積み上げていきたいもの。とはいえ、わたし資産を増やすためにたくさんのお金をかけ、無形資産は増えたけれど有形資産は減ってしまった、というのは本末転倒ですよね。
お金も知識も経験も、すべて大切なわたし資産。だからこそ、無理なくわたし資産を積み上げるために、今持っているモノの意義や活用方法を見直し、新しい価値をそえてみてはいかがでしょうか。
ご紹介した「わたし資産の再定義アイデア集」を参考にして、あなたが持っているモノの活用方法を見直してみてください。
企業プロフィール
株式会社UI銀行
UI銀行は、連携パートナーやきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識、人とのつながりといった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。
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