ふやすのは、わたし資産。UI銀⾏のオウンドメディア

TOPICS

1. 矢野さんの「わたし資産」は、会社員とバンドの両立や、多彩な職歴で培われた 
2. 武藤さんの「わたし資産」は、15歳での会社設立や、スタートアップ企業での経験がベース
3. 「わたし資産」を増やすには、興味の幅を広げることが大切 

   
   
   「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、人とのつながりといった無形資産も含んだ、私たち一人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。UI銀行で働く人々の「わたし資産」を深堀りする本企画。今回は、UI銀行アプリのリニューアルを担当した矢野さんとデザイナーの武藤さんに、お互いの「わたし資産」について語ってもらいました。 

    

   ※前回の記事はこちらから 

    

銀行員でバンドマン？ 15歳で会社設立？ 異色の経歴を持つ二人

――まずは、お二人の経歴や業務内容について教えてください。 

矢野さん：私は、2014年に新卒で金融機関に入り、その後、コンサル会社やベンチャー企業を経て、UI銀行に入行しました。現在は経営企画部門で、さまざまなプロジェクトの進捗・課題をまとめ、経営陣と調整したりしています。またプロジェクト管理の仕組みや体制の改善にも取り組んでいます。 

武藤さん：私はUI銀行員ではないのですが、自分の会社でUI銀行をはじめとしたさまざまな企業のデザインやプロダクト開発を手がけています。矢野さんとは、今年4月にリリースしたUI銀行アプリのリニューアルで、一緒にお仕事しました。矢野さんはUI銀行の業務と並行して、バンド活動もされているんですよね。しかもメジャーで。 

矢野さん：実はそうなんです。バンドでギターを弾いていて、今年でメジャーデビュー3年目になります。きらぼしグループは原則的に副業はNGですが、会社に認められているため、バンド活動との両立が可能です。今度、パシフィコ横浜でライブするんですよ。 

武藤さん：めちゃくちゃ大きい会場じゃないですか！ 銀行員とバンドマンの両立って、ギャップがあってかっこいいですね。 

矢野さん：ありがとうございます。ぜひライブ見にきてください！ 武藤さんは15歳で自分の会社を立ち上げられたと伺いましたが…。 

武藤さん：はい、15歳のときに自分で会社を設立して、その後フリマサービスの企業や金融系の企業などでデザイナーを経験したりもしました。会社を立ち上げたきっかけは、学生生活にあまり興味がなくて（笑）。デザインの方が熱中できると思ったからなんですよね。

矢野さん：学生のうちから自分の好きなことを軸に仕事を続けているなんてすごいですね。 

武藤さん：興味あることは、とことん追求したくなる性分なんですよ。自由にさせてくれた親に感謝ですね。 

――今回、お二人に自分の持つ「わたし資産」を書き出してもらいました！その中で代表的なものを3つ教えてください。 

矢野さんの「わたし資産」

①会社員とバンドの両立 

それぞれ異なる世界ですが、互いに影響し合うことで新たな気づきを得ることが多いです。例えば、銀行での折衝経験を活かして、バンドでレーベルの方との打ち合わせもスムーズに進んだりとか。「向こうも組織として動いているから、こういう風に言った方が良いんだろうな」といった想像力が働きやすくなりました。 

②さまざまな転職経験 

金融機関での営業やバックオフィスの経験、コンサル時代の幅広い業種との交流など、多様な経験が今の仕事に活かされています。相手の立場に立ったコミュニケーションが取れるようになり、新しい環境に放り込まれても自分のできることを探して動けるようになりました。 

③苦手を克服した経験 

元々、調整ごとは苦手だったのですが、コンサル時代に鍛えられた結果、今では仕事の軸になり、新しい事業やサービスの立ち上げに関わることが多くなりました。「苦手意識のあるものに根気よく取り組み、試行錯誤を続けて克服できた」という経験は大きな資産ですね。 

武藤さんの「わたし資産」

①人とのつながり

やっぱり何事も人とのつながりは欠かせないと思います。今の仕事もフリマサービスの企業に所属していた時代にできたつながりがベースですし、UI銀行さんとの関わりも、以前、UI銀行の開業時に会長であった味岡さんとお会いした際に、アプリ開発への熱意をお伝えしたのがきっかけです。

②幅広い興味関心 

興味の幅は広いと思います。それこそ銀行だと勘定系システム（金融機関などで会計勘定処理を行うシステムのこと）の話とか興味がありますね。フリマアプリやECショップの開発も気になっています。ゲームも大好きで、eSportsの大会シーズン中は海外と頻繁に行き来していたりもします。 

③経験 

さまざまなスタートアップを経験したおかげで、デザイナーと名乗りつつも幅広いビジネススキルが身につきました。上記で挙げた「人とのつながり」と「興味関心」を、「経験」につなげ、それらがまたつながりあって、新たな興味関心を生むという高速サイクルを、自分の「わたし資産」として大切にしています。 

「ワクワク」が興味の幅を広げ、「わたし資産」を増やしていく

UI銀行アプリのリニューアルでは、矢野さんはビジネスサイド、武藤さんはアプリのデザインと開発のリードを担当

――お互いの「わたし資産」についていかがですか？ 

武藤さん：矢野さんの「わたし資産」は3つとも「想像力」がベースにあるように感じました。 

矢野さん：おっしゃる通りですね。仕事やバンドなどの経験を通して、相手の気持ちや立場を考える力が養われたように思います。元々調整ごとやコミュニケーションが苦手だったからこそ、コミュニケーションが苦手な方の考え方を理解して動けるようにもなりました。 

武藤さん：相手の立場になって考える力って、何事においても大切ですよね。 

矢野さん：武藤さんの「わたし資産」は、中央に書かれている「高速」というのが重要なキーワードだと思いました。 

武藤さん：そうですね。普段あまり意識しているわけではないのですが、興味を持ったらすぐ行動して、積極的に交流します。気になったことは5分後にはDMしていたり、詳しい知り合いに尋ねていたりしますね。 

矢野さん：そのスピード感はいつ養われたんですか？ 

武藤さん：フリマサービスの企業のカルチャーが大きく影響していると思います。高1で入ったのですが、その時のチームのバリューが「Move Fast」で、なんでも「大胆に」「早く」が重視されていたんです。

矢野さん：高1で就職したんですか！ すごい行動力ですね。 

武藤さん：興味があることには即行動するタイプなので（笑）。あとそこの企業では、チャレンジを積極的に受け入れるカルチャーがあったことも大きいです。そうしたことも「高速」につながっていると思います。

—最後に、読者の方に向けて、「わたし資産」を増やすためのアドバイスやメッセージをお願いします。 

矢野さん：いろいろあると思いますが、まずは「自分の知らない世界に興味を持つ」ことでしょうか。 

武藤さん：私も同意見です。興味の幅を広げるには、自分がワクワクできる要素を探してみることが大事だと思います。私は仕事でもプライベートでもワクワクできるかどうかを大切にしています。 

矢野さん：確かにワクワクできる楽しさ、面白さがどこかにあると、苦手なことや難しいことでも前向きに取り組めたりしますもんね。 

武藤さん：そうですね。銀行や金融は一般的にお堅いイメージがありますが、例えばゲームのエンタメ性といった要素が入ると、多くの人にとってより親しみやすくなるんじゃないかと思っています。 

矢野さん：いいですね。武藤さんをはじめ、さまざまな方々のアイデアを取り入れながら、より多くの人に「使いたい！」と感じてもらえるようなサービスの提供を通して、「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきたいですね。 

＜編集部コメント ＞

UI銀行内でも最も「銀行員像」から遠く、グループが変化しようとする象徴のようなお二人ですが、その考え方やルーツとなる経験を聞けて、非常に勉強になりました。興味を持ったことに本気で取り組むことで、本業にも副業にも相互に良い影響を与えられる、そんな「わたし資産」が垣間見えました。