ふやすのは、わたし資産。UI銀⾏のオウンドメディア

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UIタイムトラベラーvol.1 小田急電鉄×UI銀行 変化する「わたし資産」と鉄道業界

UIタイムトラベラーvol.1 小田急電鉄×UI銀行 変化する「わたし資産」と鉄道業界

TOPICS

  1. テクノロジーの発展により、乗車前の準備や乗り換えがスムーズに
  2. スマートフォンの普及により、車内での過ごし方が多様化
  3. この30年で鉄道業界をめぐる「わたし資産」は変化したが、電車の持つ「会いたい人に直接会える」という価値は変わらない




テクノロジーの進歩によって、ここ数十年でさまざまな業種・業界が大きく変化しました。本企画では、インターネットが一般に普及し始めた約30年前を1つの節目とみなし、30年前と現在を比べて、パートナー企業の業界やサービスにどのような変化があったのか、また30年前の働き方やその業界における「わたし資産」の捉え方にどのような変化があったのかを見ていきます。


今回は、UI銀行のパートナー企業である小田急電鉄さんと一緒に、約30年前に遡って、小田急電鉄や鉄道業界の歴史を振り返りながら、私たちの価値観や「わたし資産」の変遷について考えていきましょう。


※「わたし資産」とは、お金や家などの有形資産だけでなく、思い出や経験、知識といった無形資産も含んだ、私たち1人ひとりの固有資産を意味する、UI銀行オリジナルの言葉です。




昔は改札に職人がいた?30年前と今で鉄道業界はどう変わったか

テクノロジーの発展により、電車の乗り方から車内での過ごし方、鉄道業界の働き方に至るまで、鉄道と私たちの暮らしは大きく変化しました。ここではまず、鉄道業界に起こった大きな変化を3つ紹介します。

1. ハサミからスマホへ。デジタル化による改札の変化

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カチカチと音を立てながら目にも止まらぬ早業で、乗客の差し出す切符に切り込みを入れていく。自動改札機の導入前は、こんな光景が当たり前でした。


「入鋏(にゅうきょう)」と呼ばれるこの作業。駅員さんが改札鋏という専用のハサミで切符に切り込みを入れることで、乗客が正しく入場したことを証明しました。


小田急電鉄では、1997年に全駅で自動改札機が設置され、改札鋏痕は姿を消します。2000年代に入るとICカード乗車券が登場し、さらに最近では乗車券のモバイル化が進行。スマートフォンがあれば切符やICカードを持たずとも電車を利用できるようになりました。


こうしたICカードやスマホアプリでの乗車に慣れた私たちにとって、切符を1枚1枚切ってもらうというのは非常に効率が悪く、時間がかかりそうに思えますが、作業に熟練した駅員さんの中には、現在の改札機が切符を処理するよりも作業スピードが速い人もいたそうです。乗客が多い駅では作業量が多すぎるあまりハサミの切れ味が1週間程度しか持たず、頻繁に新品に交換する必要があったとか。

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2. 手書きからWeb予約へ。すべての流れがスマホで完結

30年前は乗車のたびに券売機で切符を買う必要がありましたが、現在ではスマホアプリやICカードにチャージしておけばスムーズに乗車や乗り換えができるように。また、特急券であれば、事前にWebサイトから購入でき、座席指定まで可能になりました。


しかし、インターネットが普及する以前、小田急電鉄の一部の駅では、特急券を購入すると駅員さんが手書きで券に座席番号を記入していました。また、現在は発車直前であっても、ホームの特急券売機またはWebサイトで座席指定の特急券を購入できますが、ホーム上に特急券の券売機が導入される以前は、発車直前だと座席を指定する暇がないため、空いている席を自由に選んで座ってもらう座席が未指定の特急券が手売りで販売されていたそうです。


座席指定が当たり前になっている昨今。空いている席を探して座り、途中でその席を指定していた人が乗車してきたら席を移る、という方法は少し不思議に感じる人もいるかもしれません。

3.読書も映画もスマホ1台で。車内での過ごし方がもっと自由で快適に 

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車内での過ごし方も30年前と今では大きく異なっています。スマートフォン普及前の電車での娯楽や息抜きは、新聞や雑誌を読むなど限られていました。しかし、スマートフォンが一般化してからは、動画を見たり、SNSをチェックしたりと過ごし方が多様化。さらに近年では、オーディオブックやポッドキャストといった音声コンテンツの登場により、目だけでなく耳からも情報を得られるようになりました。


車内広告も時代の変遷と共に進化しています。以前は吊り革広告が主流でしたが、最近では車内に設置された液晶ディスプレイを使った広告も多くなりました。単なるCMだけでなく、ニュースや美容・健康法などを紹介する動画も放映されています。


新たなテクノロジーを用いて、短い乗車時間や混雑した車内でも快適に楽しく過ごせるよう、年々アップデートが進む車内環境。未来の電車では、どのような過ごし方ができるようになっているのでしょうか


この30年間で変化した、鉄道業界をめぐる「わたし資産」とは

img_20220802_4.jpgここまで見てきて、この30年で鉄道業界を大きく変えたのはやはりスマートフォンの存在です。30年前は経路や乗り換え方法を探すにも駅の窓口で質問したり、PCから調べたりする必要がありましたが、現代ではスマートフォン1台あれば事足りるように。また、電子書籍やオーディオブックなどスマートフォンで楽しめるコンテンツの登場により、短時間の移動や混雑した車内であっても、効率的に情報を得られるようになりました。


そうした変化はいわば、乗り換えや出発前の準備などの無駄な時間を減らし、移動時間をより有意義に過ごすことができるようになったことを意味します。それはつまり、時間や知識といった「わたし資産」を増やすことができるようになったということではないでしょうか。


このような変化は、鉄道利用者の生活を便利にして「わたし資産」を増やすだけではなく、日本の鉄道サービスそのものを向上させています。この30年で利用者が増えた一方、テクノロジーの進化によって、鉄道会社は以前よりも少人数で効率的な運営が可能になりました。そのため「もっと安全な鉄道サービスを今よりも効率化しながら、いかに実現するか?」という問いを30年にわたって考え続けてきた結果、現在の「世界に誇れる安全で正確な日本の鉄道サービス」が出来上がっていったと言えるでしょう。

また、小田急沿線でこの30年間に大きく変化した駅の1つに、海老名駅が挙げられます。約40年前の1980年代前半には、田んぼに囲まれたのどかな土地でしたが、2002年に東口のショッピングモール「ビナウォーク」開業に伴い、大規模な開発が行われ、訪れる人々が大幅に増加。さらに西口の大規模開発が進捗したこともあり、1980年には1日平均81,674人だった乗降客が、2018年には約1.9倍の153,713人まで上昇し、周辺地域のさらなる発展が期待されています。


このように、さまざまなモノや場所、価値観が目まぐるしく変化する一方で、変わらないものもあります。それは「離れた人に直接会いに行ける」という電車特有の価値。メールやSNSなど、コミュニケーションの手段は豊富になり、離れていてもいつでも連絡を取れるようになりましたが、やはり会いたい人に直接会えることは、かけがえのない人生の喜びです。


いつの時代も不変の「わたし資産」である「人と直接会う喜びと体験」を、新たなテクノロジーやサービスを活かしてより豊かなものにしていきたいですね。


まとめ

それでは最後に、株式会社小田急電鉄株式会社様からのコメントと、UI銀行との共創アイデアを紹介します。

小田急電鉄株式会社:


当社は、お客さまの移動を支えるインフラ企業であると同時に、移動による特別な体験を提供する「体験価値創造企業」でもあります。特に特急ロマンスカーはただ単に移動手段を提供するだけではなく、一緒に乗車されるご家族との景色を楽しみながらの食事や会話など、移動中に生まれる体験価値も大切にしています。


UI銀行さんとの共創アイデアとして、「家族との思い出」や「会いたい人との出会い」など、特急ロマンスカーから生まれる、さまざまな「わたし資産」を、可視化して貯めることができるアプリはいかがでしょうか。アプリを利用して「わたし資産」を多く貯めたお客さまが、割引をはじめとした特別優待を受けることができれば、さらなる「わたし資産」の形成が期待できますね。

UI銀行:


その昔、電車は、目的地でお金や経験、知識、つながりといった「わたし資産」を増やすために、速く正確に移動できる乗り物という意味合いが大きかったのではないでしょうか。しかし、テクノロジーの発展により、車内や駅が過ごしやすくなったことで、近年では目的地に向かう途中でも「わたし資産」を増やせるようになっています。


車内での過ごし方は、アイデア次第であらゆる可能性が考えられますね。体験価値の創造を追求されている小田急電鉄さんの今後の車内環境づくりをとても楽しみにしています。


その中でも、特急ロマンスカーは、小田急電鉄共通の提供価値である、安全・安定・安心・定時運行に加えて、さらに座り心地や走行音の静音化など「快適性」にこだわった車体設計をされていると伺いました。この特急ロマンスカーの特徴である「快適性」をより進化させ、お客さまの「わたし資産」をさらに豊かにするお手伝いを、小田急電鉄さんとの共創を通じて取り組んでいきたいですね。 

企業プロフィール

小田急電鉄株式会社

https://www.odakyu.jp/

2018年から次世代モビリティプロジェクトに取り組み、2019年10月、交通サービスをシームレスに統合するMaaSアプリ「EMot」を開発。
また、テクノロジーを活用した次世代モビリティサービスとして、自動運転バスやオンデマンド交通の実用化に向けた取り組みも推進している。

株式会社UI銀行

https://www.uibank.co.jp/

UI銀行は、連携パートナー、またきらぼし銀行を始めとしたグループ各社と協働し、対面・非対面それぞれの良さを活かした多様なサービスを通じ、お客さまのお金だけでなく、健康や知識といった見えない資産=「わたし資産」を増やすお手伝いをしていきます。

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