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わたし資産、徹底解剖!vol.7 世界で愛される人気小説『源氏物語』を生み出した紫式部の「わたし資産」に迫る!

わたし資産、徹底解剖!vol.7  世界で愛される人気小説『源氏物語』を生み出した紫式部の「わたし資産」に迫る!

TOPICS

  1. 日本文学史上に新ジャンルを切り拓いた『源氏物語』
  2. 紫式部の「わたし資産は」幼少期からの読書や学問で培った知識と教養
  3. 彼女の作品を通して、教養や感動といった「わたし資産」を育むことができる
  4. 好奇心の赴くままにとことん芸術を追求し、クリエイティビティを高めることも大切

資産とはお金や土地、家など有形のものだけではありません。知識や経験、健康、人脈など、その人しか持ちえない無形のものも大切な資産です。UI銀行では、そうしたお客さま一人ひとりの多様な資産を「わたし資産」と名づけて、さらに豊かにするためのお手伝いをしています。

本企画『わたし資産、徹底解剖!』では、歴史上の人物や架空のキャラクターなど、さまざまな人物の「わたし資産」にスポットをあて、それらを深掘りしながら「わたし資産」を増やすためのアイデアやヒントを考察・提案していきます。

今回取り上げるのは、2024年の大河ドラマでも話題の紫式部。類まれなる文才で世間を魅了してきた彼女の人生を紐解きながら、その「わたし資産」に迫ります。




シングルマザーから人気作家に。希代の才人・紫式部の人生とは

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まずは紫式部の人生について、軽くおさらいしてみましょう。

紫式部は平安時代中期に誕生し、藤原氏の名門・北家の出身といわれています。詳しい生年は973年、978年など諸説あり、はっきりとは分かっていません。本名も不明です。「紫式部」というのは通称で、代表作『源氏物語』のヒロインである「紫の上」や、父や兄弟が「式部省」と呼ばれる役人であったことなどに由来しているとされています。

紫式部は幼少期に母を亡くし、父・藤原為時(ふじわらのためとき)に育てられました。為時は、中国の詩文や歴史書(漢籍)の研究者であり、優秀な文人でした。そんな父の影響を受けたのでしょう。紫式部も漢籍の知識が豊富で、そのほとんどを独学で習得したといわれています。

紫式部が有名作家となる転機は、998年頃に藤原宣孝(ふじわらののぶたか)と結婚して一女をもうけた後のこと。結婚からわずか3年あまりで宣孝が他界し、彼女はシングルマザーとなってしまいます。夫を失った悲しみの中で、創作への思いを募らせ書き始めたのが、あの『源氏物語』でした。リアリティのある日常を題材に扱った『源氏物語』は、ファンタジーが主流だった当時の文学界に新風を巻き起こし、話題を呼びました。

1004年頃には、その教養と才能が高く評価され、藤原道長の娘で、一条天皇の中宮(皇后)となった彰子(あきこ/しょうし)の教育係として宮中に仕えることに。当時、宮中で特定の役職に就くことは非常に名誉なことでした。執筆に必要な紙も、当時はとても貴重で、簡単には入手できない高価なものでしたが、紫式部のために道長が用意してくれることもあったそうです。

1008年頃、着筆から約10年を経て『源氏物語』は、ほぼ完成を迎えます。全54帖からなるこの長編小説は、今なお日本を代表する古典文学であり、世界最古の長編恋愛小説として世界中で愛されています。


実は引っ込み思案で内気な女性? 紫式部の「わたし資産」とは

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紫式部の「わたし資産」①
幼少期に培われた広い知識と深い教養

紫式部は幼少期より利発で、兄弟よりも漢詩文などの覚えが早かったといいます。「おまえが男であったならよかったのに」と父が嘆いた、という逸話も残っているほどです。

また、紫式部は早いうちから読書に興味を持ち、家の蔵書も次々と読破したそう。『源氏物語』では、漢籍・仏典・歌集・物語・日記などジャンルを問わず多くの文献からの引用が見られ、その知識量と教養の深さが伺えます。女性であるが故に学問の道が閉ざされていた時代において、彼女は家庭での教育や独学を通じて、その知的な土台を築いたといえるでしょう。

 
 

紫式部の「わたし資産」②
窮屈な日常をエンタメに昇華する力

『源氏物語』は400人以上もの人物が登場し、宮中の権力闘争や恋愛スキャンダルなどが数多く盛り込まれた一大エンターテインメント小説です。この壮大な物語を生み出せたのは、紫式部の鋭い観察眼や、巧みな表現力によるところが大きいでしょう。

紫式部は宮中の生活には、あまり馴染めなかったといわれています。教養があるせいで同僚たちから疎まれないよう、無知を装いながら生活していたそう。しかし、この窮屈な状況が、彼女の周囲への観察眼や感受性を磨いた可能性も考えられます。

また、彼女はストレスフルな生活の中で、日々の出来事や感情を、ある意味「ネタ」として切り取り、エンターテインメントとして昇華させる力を養っていったのではないでしょうか。その結果、作品のストーリーや登場人物の感情表現に深みやリアリティが生まれ、読者の心を掴んだのかもしれません。

 
 

紫式部の「わたし資産」③
さまざまな芸術文化へのあくなき探求心

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紫式部の多彩な才能は、物語の執筆だけにとどまらず、和歌や弦楽器など多岐に及びます。『小倉百人一首』にも彼女の歌が選ばれるなど、歌人としても優れた才能を発揮しました。また、弦楽器の一種「箏(そう)」の名手でもあり、指導を依頼されるほどの腕前だったようです。『源氏物語』には楽器や演奏についての記述も多く、紫式部が音楽を好んでいたことが分かります。


こうした逸話から紫式部は好奇心旺盛で、興味のあるものはとことん追求する人物だったのではないかと想像できます。さまざまな芸術文化に興味を抱き、追求することで、自分の作品にさらなる広がりと独自の世界観をもたらすことができたのではないでしょうか。

 

創作は資産をアウトプットする手段。紫式部に学ぶ「わたし資産」の増やし方shutterstock_2410365575.jpg

紫式部が歴史に残る大作を生み出せた背景には、幼い頃から多くの書物に触れることで培った豊富な知識と深い教養、和歌や音楽をたしなむことで育まれたクリエイティビティといった「わたし資産」がありました。
 
『源氏物語』は約1000年経った今もなお、世界中で読み継がれており、ドラマや映画・漫画化、教科書への掲載などさまざまな形で愛されています。彼女の作品を通して、私たちもまた教養や感動といった「わたし資産」を育むことができるでしょう。大河ドラマでも話題になっている今、『源氏物語』を未読の方はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。

また、「わたし資産」の形成には、インプットだけでなくアウトプットも必要だということを紫式部は私たちに教えてくれます。紫式部にならって、というと少しおこがましい気もしますが、日々、体験したり感じたりしたことを日記に書き留めてみてはいかがでしょうか。最近SNSを中心にブームを呼んでいる短歌にチャレンジしてみるなど、手軽にできる創作活動を楽しんでみるのもおすすめです。日常をアウトプットすることで、自分自身を見つめ直すことができ、新たな「わたし資産」に気づくきっかけになるかもしれません。
 

※新たな創作体験にチャレンジしてみたい方には、こちらの記事もおすすめです。

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